香りを嗅いだ時に、香り分子は０.2秒で
古い脳と言われる大脳辺縁系に電気信号として
伝わります
大脳辺縁系とは記憶や感情をつかさどるところなので
香りはただリラックスーというだけではなく（それも重要なことですが）
ちゃんと脳にも届いて、自律神経など私たちが
動かせないところにまで影響を及ぼしていることが
わかります
今回は記憶のお話
記憶は大脳辺縁系にある海馬という箇所が司令塔になって働いています
香り分子はこの海馬にも働きかけます
産院で産後のママさんたちにアロマトリートメントを行なっているのですが
ある産後のお客様が一言
ラベンダーってお産の時に嗅いでいたから
陣痛のときの痛みを思い出してしまう
と。
このお客様の経験から分かるように
香りと記憶は密接な関係となっています
今はそのお客様にとってラベンダーの香りは
出産直後で少し辛い記憶になっているけれど、
もしかして10年後には懐かしい記憶として塗り替えられることも
あるかと思います
仕事などで緊張する場面の時に
好きな香りを嗅ぐこと
緊張して落ち着かない心や
緊張で力の入った体をふわっと緩めてくれるのと同時に
うまくいった際には
成功した香りとして
お守りのような存在になることも
逆に大失敗してしまうと
思い出す可能性も出てきますが
その時は違う香りを嗅いで
香りを着替えてみるのもいいかもしれません
私はアロマセラピストなので
自分の出産時には絶対アロマを使うぞと
息巻いていたのですが
陣痛の痛みで余裕がなく
香りを嗅ぐ余裕はありませんでした、、
残念、、。
